鉄道界隈では京阪3000系や小田急ロマンスカーなどが受賞経験のあるグッドデザイン賞ですが、今年はロングライフデザイン賞として阪急電車のデザインが受賞になりました!おめでとうございます!
また京都市営地下鉄20系についてもグッドデザイン賞を受賞したとの事です!
ロングライフデザインとは…
よく我々が聞くのはグッドデザイン賞というものですが、こちらはロングライフデザインという事で、主催団体によるよると
“長年にわたりスタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞。
広く使用者や生活者から支持を得ている商品・建築施設・プログラムやサービスで、審査がおこなわれる時点で10年以上継続的に提供され、またそれ以降も継続して提供されると想定できるものを対象とし、広く一般のユーザーより推薦されたデザインおよび製造者などの応募によるデザインに対して、ロングライフデザイン賞審査委員が選考、審査を行い、賞を決定しました。”
…との事です。阪急電車は想像通り受賞対象には最適ですね(笑)
なおよくグッドデザイン賞だと特定の形式や車両に対して贈られることがありますが、今回は「阪急電車のデザイン」と大きな括りでの受賞となります。
ポイントは3つ
今回評価されたと思われるポイントがサイトにおいて列挙されております。それによると
・マルーンカラーを開業当初から継承している点
・マホガニー木目調の継承
・ゴールデンオリーブ色の座席表地
がデザインのポイントとして挙げられています。確かにこの3つだけでどの鉄道会社(製品サービス)なのか分かってしまうのが凄いですね…。
また、審査委員の評価としては
・小林一三モデル(鉄道会社によるまちづくり)という現代の鉄道経営の礎を築き、様々なサービス、歴史を創ってきた点
・また、開業以来継承しているマルーンカラーに加えて高質な車内デザインで非日常を提供し、利用者に安心感、快適性を提供している点
が述べられています。小林一三モデルについても言及されるとは…。
この製品サービスを利用したい方へ
この製品・サービスは関西、京阪神地区で体感することが出来ます。
体験する場合の最低料金は160円との事です(大人の場合)
なお、この製品サービスは原則的に買えませんが、程よくデフォルメした模型やグッズはお手頃価額でわが物にできます。
参考文献
「「阪急電車のデザイン」がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞」阪急電鉄
「GOOD DESIGN AWARD 2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞 鉄道車両」 公益財団法人日本デザイン振興会
「京都市交通局 地下鉄烏丸線新型車両★特設情報館」京都市交通局