大阪で地下鉄を保有している大阪メトロの第2四半期決算が発表されました。
累計35億円の純損失
累計は53億円の営業損失、最終的な損益は35億円の赤字となりました。
しかし、第二四半期単独では黒字
しかし、第2四半期単独(7月から9月末)の業績は利用者の回復によって赤字額が軽減され9億円の営業利益を計上、純利益3億円を計上するまでに回復しています。
都市開発事業で増益
輸送事業の鉄道、バス事業は赤字なものの、その他の事業では利益を確保しているのが特徴的です。特に都市開発事業では前年比9億円の増収、7億円の増益となっています。
今後の予想
大阪メトロによると、最終の決算はこのまま地下鉄、バス事業以外で黒字を確保するものの、第4四半期で次の投資を行う上、第一四半期の損失分を賄いきれず38億円の純損失を計上する見込みです。
また、財務体質悪化に備えて、流動資産の強化、や設備投資の抑制を行うとの事です。
ホームドア設置などは予定通り
ただし、ホームドアなどの安全に関する投資については計画通り実施する予定の模様です。
今回何とか利益を確保した非鉄道分野の強化を進める大阪メトロですが、この先の事業展開が楽しみですね。