[阪急] 8000系の飾り帯が外された理由

阪急
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 登場して30年近くが経過した今でも根強い人気がある阪急8000系ですが、8005Fまでの列車には前面に飾り帯を取り付けて登場しました。

 現在行われているclassic8000ではこの飾り帯とHマーク、旧社章が再現されています。

 この飾り帯は途中の増備から取り外して落成、取り付けられていた車輛も順次撤去されました。この撤去理由ですがあまり見かけないので調べてきました。

稀に見かける撤去理由

ヤフー知恵袋にてこのような回答を見つけました。

ー光が反射して運転上支障をきたすので撤去されたらしいですー

 稀に見かけるのは「反射して運転に支障をきたすから」という理由。私も見かけたことがあります。確かに夜間においての車輛認識を期待していたのは事実ですが、撤去理由として反射が原因だという確固たる文献が見つかりませんでした。
 

 またそれが本当なら5000系の更新や9300系から始まった窓下の手すり取り付けやステップは問題は無かったのか???という疑問。

トップの感性に合わなかったから?

 阪急電鉄の取締役などを歴任された山口益生の著書(2012)によると「トップの感性に合わなかったとみえて、撤去した」との事です。トップが何を思ったのかはわかりませんが、トップナンバー8000が登場して約2年後に撤去が始まることになります。なおこの期間は小林公平という方が社長に就いてました。

 ただし、「トップ」という表現だけでは(社のトップなのか、運輸部のトップなのかその他なのか)不明なので悪しからず。

 しかし、先述の通り飾り帯ではなく手すりとしてですが9300系以降の新造車には受け継がれており、一定の理解は得られたのではないでしょうか…(笑)

参考文献

山口益生(2012)「阪急電車-その全貌から個性とブランドを探る-」JTBパブリッシング

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