[会計学]簿記3級、2級の内容とその勉強とは-1 簿記検定の種類と制度

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何となく気付いている方もおられると思いますが、私は会計大学院(厳密には経営大学院)に所属していました。

会計大学院は会計士の育成を主な目的とした専門職大学院ですから、会計については一通り勉強しているということで在学中から簿記検定についての質問が数多く寄せられています。

 今回は主にこれから簿記(3級、2級)を勉強される方に向けて、簿記検定の内容と私個人の意見ですが勉強法を書いていこうかと思います。

簿記検定の構成

 まず簿記検定には下から3級、2級、1級と3つの階級があり、基本的には商業簿記が中心となっています。2級からは工業簿記(原価計算論)が、1級では「会計学」という仕訳問題ではなく会計基準などの理論の問題が組み込まれています。

 簿記1級の難易度は相当で毎回の合格率は約10%程度。取得すると税理士試験の受験資格付与という特典もあります。

 今までは商工会議所などで年3回の開催でしたが、コロナの影響もあり3級、2級ではWebテストも始まりました。

 次は階級ごとの特徴を見てみましょう。

3級

 一般に「簿記検定」と言われる試験のうち、一番初級に当たるのが簿記3級。初級レベルということもあって最低限の簿記会計の仕組みを理解しているかどうかが問われています。

 以前は個人商店を想定した仕訳問題が多かったのですが、近年は小規模な株式会社が舞台となっています。

 また3級よりさらにイージーな検定として、商業簿記初級、原価計算(工業簿記)初級という検定もあります。

2級

 商業高校や大学生ならここまで取ることが一種のステータスになっていると思うので、認知度は高いと思われます。

 仕訳の舞台は株式会社。外貨建取引や税効果会計、皆大好き連結会計などより実務に即した内容となっています。

 またこの級から工業簿記(原価計算論)が入ってきます。

1級

 簿記検定では最高峰の難易度試験が1級。デリバティブ取引や退職給付会計、企業の結合など超本格的な問題が出されている上、会計基準などの理論も問われる正真正銘の簿記最高難易度の検定問題です。

 こちらも工業簿記(原価計算論)が入っており、勿論こちらもレベルアップしています(笑)

 先述の通り、簿記1級を取得すると税理士試験の受験資格が与えられます。

 また、現時点では簿記1級のみWeb試験が無く、従来通り年3回の試験となっています。

それなりの頻度で範囲が微妙に変わる

 それぞれ3級、2級、1級での出題範囲はある程度決まっており、様々な対策本が出版されています。

 しかし会計基準の改正などが行われた場合、簿記検定でもそれを反映して出題範囲が少々変更になることがあります。最近では収益認識に関する基準が変更になったため、1級、2級のそれに関連した問題の削除や変更が発生しました。

 また時代の流れによる会計実務の変化も反映(といってもこちらもある意味基準の変更ですが)され、例えば近年は連結決算が中心ということもあり2017年ごろから2級に連結会計が導入されています。

 このように数年ごとに微妙な出題範囲の変更を行っているのですが、この変更に関しては日本商工会議所のホームページで発表されるので随一確認すると良いかと思います。

受験資格は一切なし!

 簿記検定は誰でも受けることができる試験です。つまり小学生でも受験は可能となっています。

次回:簿記3級の勉強法について

次回、実際に私の経験と会計大学院で学修した事を踏まえた上で、最適な勉強法は何かを自分なりに書いていこうかと思います。

 

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