近鉄グループホールディングス傘下の近畿日本鉄道の個別決算が発表されています。
すべて赤字
関西屈指の鉄道網を持っている近鉄ですが、決算では鉄道事業(鉄軌事業というらしい)は179億円の赤字、その他事業と合わせて187億円の営業損失を計上しています。
近鉄によると、人件費や修繕費の抑制を行ってバス、鉄軌事業で約180億円の費用抑制に成功したとのことですがそれよりも減収額が大きくなってしまいました。近鉄は定期旅客と定期外旅客の単価において3倍程度の差があり、加えて利用者数の減少度合いは定期外旅客の方が大きかった事が減収の主な要因と考えることができます。
…新型車両、いつ導入できるのでしょうか。。。。
4年間の推移
ここ4年間の鉄軌事業の業績推移をグラフ化するとこんな感じ。費用削減の努力によって前年より100億円の削減に成功していますが、こうしてみると微々たるものだとわかります。