JR西日本の第3四半期決算が発表されました。
昨年よりは改善傾向なものの794億円の営業損失
JR西日本の第3四半期決算は昨年度より改善傾向がみられるものの、営業利益で794億円の営業損失、純利益で540億円もの損失を計上しています。
同社によると、2021年度通期での営業損失は940億円から1,290億円、純損失は815億円から1,165億円程度になると予測されています。
それにしても2020年度、凄まじい損失額ですね、、、。
不動産事業のみ黒字
この状態はどの鉄道会社でも見られる傾向ですが比較的一定の収入を継続して受けられる不動産事業は240億円の黒字を計上しています。一方で主な事業である運輸事業を筆頭にエキナカなどを擁する流通事業、ホテル運営を行うそのた事業に関してはコロナの影響から未だ回復できていないのが現状です。
旅客収入はこんなカンジ
運輸収入に関しては特に昨年と比較しても変化は見られませんでした。運輸部門については他社と比較しても元々利益率は低い(2018年度で13%程度)こともあって苦しい状況だと思われます。JR西日本はこの運輸部門において数百億円規模のコスト削減を行っているとしています。