阪急阪神ホールディングス決算発表。国際輸送、エンタテイメントで減収

決算情報
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先日、阪急阪神ホールディングスの決算短信が発表されました。

連結決算は?

営業収益(売上)においては前年比96%の7,625億円となりました。
また、営業利益については前年比83%の951億円、当期純利益は569億円となり、全体的にコロナウイルスや昨年の自然災害の影響を受けて減収となりました。

なお、第4四半期(1/1~3/31)の財務諸表は2億円の経常損失となり、最終的な純利益は35億円の損失となりました。営業損失でなく経常損失なのは意外ですね。

セグメント別の営業成績は…?

次にセグメント別の営業成績になります。阪急阪神HDは情報事業やその他事業など、全部で8事業ありますが、情報通信業、その他事業を除いた6事業のみ取り上げてみました。

旅行事業と国際輸送事業、ホテル事業の営業利益がえらい落ち込んでますが、全体で減収減益となっています。都市交通事業はエキナカ事業の分離もあったので88億円ほどの減収を計上しているようです。
 エンタテイメント、旅行、ホテル事業はコロナウイルスを原因とした減収減益と推測されており、国際輸送事業はまさかの米中貿易摩擦の影響を受けたと補足説明内で言及されていました。 
 元々利益率が高くないホテル事業では営業損失に転落しています。

阪急と阪神の鉄道収益は?

この2社に関しては営業収入と人員が公開されていました。

阪急阪神ともにトータルで見ると大きな減収は発生しておらず、前年比±1%に収まっています。単位の関係上、大きく見えますが阪急は5億800万の減収、阪神は6100万の減収にとどまっています。

第4四半期は減収

第4四半期は阪急が約22億円、阪神は7億円の減収となっており、人員も前年比1100万人の減少となっています。

コロナウイルスによる減収だと思われますが、大阪、近畿圏において本格的な自粛(緊急事態宣言)は4月に入ってからなので、2020年度の第1四半期に影響が出るかもしれませんね。

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