阪急阪神ホールディングスの第三四半期(2021,12/31まで)決算が発表されました。
順調に利益を積み上げ!
第2四半期決算では3,108億の営業収益だった阪急阪神ホールディングスですが、第3四半期ではさらに2,000億円程度の収益を積み上げて5,171億円の売上高となりました。去年と比べると1,200億円の回復です。
また営業利益は約170億円、純利益も約120億円程度増加し順調に利益を確保しており回復の兆しが見えてきました。
都市交通事業(鉄道、バス)が黒字に!
セグメント別にみると、第2四半期まで赤字だった都市交通事業は49億円の黒字転換を果たしました。
旅行事業は赤字なものの、金額としては(会計基準の改訂の影響もあって)解消傾向にあります。なお、ホテル事業に関しては赤字が悪化してしまう事態となってしまいました。
2021年度決算予測を上方修正
回復の兆しが見えてきた阪急阪神ホールディングスですが、第2四半期決算で示した2021年度決算予測をさらに上方修正し、売上高は100億円増の7,500億円とコロナ前の売上高に匹敵する予測を打ち立てています。
一方で当期純利益、経常利益についても30億、60億円の上方修正ですがコロナ前と比較すると大幅に下回っており(つまり利益率が悪化した可能性が充分にある)、依然として油断できない状況にあるのかもしれません。
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